新型コロナ禍で変わる!新卒採用サイトの必須コンテンツ、ベスト3を解説

採用 SNS活用 Instagram

この記事のサマリー

  • 直接会わなくても社員の人柄や魅力が伝わる、動画コンテンツを取り入れよう
  • リアルタイムな職場の雰囲気や組織風土の発信は、Instagramのライブ配信がおすすめ
  • 在宅勤務率や業績推移などの数値データは、インフォグラフィックが有効

目次

新型コロナウイルスが流行しはじめた2020年は、対面での会社説明会や選考が減り、企業・就活生、双方が苦慮した1年だったことでしょう。

株式会社リクルート 就職みらい研究所が、2021年4月9日に公表した「就職白書2021」によれば、企業が学生への情報提供やコミュニケーションを活用する媒体として、もっとも多いのが自社ホームページであることがわかります。


[参照:株式会社リクルート 就職みらい研究所「就職白書2021」P.23]


また、企業がオンラインで伝えるのが困難と感じた情報には、以下があげられています。


  • 社員の人柄や魅力
  • 職場の雰囲気や組織風土

[参照:株式会社リクルート 就職みらい研究所「就職白書2021」P.24]


今後企業側は、言語化できる情報と、できない情報とをしっかり区別し、それに適した情報発信力が求められるでしょう。

さらに、学生が就職先を確定する際、決め手になった項目のトップが「自らの成長が期待できる」である点からも、これからのwithコロナ時代の採用サイトの在り方が、明文化するのが困難な抽象的な情報を、いかに可視化できるかが非常に大事な要素であることがわかります。


[参照:株式会社リクルート 就職みらい研究所「就職白書2021」P.21]


今回の記事では、今後オンライン就活が一般化されることが予測される中、採用サイトに必要なコンテンツ、ベスト3をご紹介します。


第1位 動画コンテンツ


社員の人柄や魅力を伝えるには、映像化するのが有効な手段のひとつです。最近はどの採用サイトを見ても、入社したきっかけや仕事のやりがいを語る「社員インタビュー」のページがありますが、まだまだ動画で配信している企業は少ないと感じます。

インタビュー記事などは大概プロのライターが取材をし、綺麗に文章をまとめサイトに公開しているのがほとんど。一度サイトにアップすると、コストや労力面から、数年更新しない会社も多いので、より新鮮でリアルな情報を発信するには不向きですよね。

私自身の就活時代を振り返ると、どんな業種の会社で働くかよりも、誰と働くかを重視して会社選びをした記憶があります。当時は就職氷河期で”買い手市場”だったこともありますが、若くして活躍でき、人間関係で悩むことなく長く働ける会社であるかを判断するには、企業側はやはり社員の人柄や魅力を訴求する必要があるでしょう。

今やTVよりもYouTubeを見ているという若者が大半。ではいざ動画を撮って、YouTubeにアップしようとする時、どんなことに気を付ければ良いのか、ポイントをご説明します。

社長や幹部、人事担当者だけでなく、現場の社員も撮影する

オフラインでもオンラインでも、学生が会社説明会や選考、メディア等で目にするのが多いのは、人事担当や幹部社員・社長です。ですが学生が最も知りたいのは、入社後希望する部署にはどんな人がいるのかや、入社後接点が多い部署やそこで働く人達の人柄ではないでしょうか。学生に入社後のギャップを感じさせないためでも、採用部署に限らずより多くの社員を紹介するのがおすすめです。

動画の冒頭5~10秒で、要点&学生の心を掴む

撮影した動画を最後まで見てもらうには、最初の掴みが大事です。皆さんは自分がYouTubeを見ている時、最初の何秒でその動画を見続けるかの判断をしているでしょうか?諸説ありますが、個人的には5秒、長くても10秒だと思います。撮影前に動画のターゲット・目的を決め、動画の冒頭に要点を端的に面白く盛り込むことを意識してみましょう。

動画の最後に、ターゲットユーザーにして欲しい行動を伝える

最後まで動画を見てくれた方は、興味・関心を持ってくれた大切なユーザーです。YouTubeのグッドボタンやチャンネル登録を促したり、次に見て欲しい動画を表示させたりすると、こちらが求めているアクションをしてくれる可能性が高いです。動画のシェアや概要欄をチェックしてもらうなど、動画を見て最終的にターゲットに促したい行動を分かりやすく伝えると、ファンになったユーザーは次のアクションを起こしてくれるはずです。採用サイトの場合は、エントリー、インターンシップ、会社説明会など、より具体的な採用ステップへと促しても良いでしょう。

撮影した動画は、YouTube/採用サイトだけでなく、SNSでも拡散させる

動画をYouTubeに公開して、採用サイトからも閲覧できるようにするのはマストですが、忘れてはいけないのがSNSでの拡散。今やSNSを利用していない学生は0に等しいですよね。せっかく撮影した動画をより多くの方の目に触れてもらうためにも、Twitte・Instagram・Facebook・LINEなど運用しているSNSは全て活用しましょう。

動画を撮影したことのない会社であれば、最初は少々腰が重い業務に思えるかもしれません。コンスタントに動画撮影や制作を依頼するコストがあれば、プロにお願いするのもひとつの手です。しかし最新のスマートフォンは画質がよく、自分で簡単に編集できるアプリもあります。まずは完璧を求めず、学生が求める新鮮でリアルな情報を数多く配信することに意識を向け、自社の社員の人柄や魅力が伝わる動画コンテンツづくりをはじめてみてはいかがでしょうか。

第2位 Instagramのライブ配信


新型コロナウイルス流行以前は、職場の雰囲気や組織風土を伝えるには絶好の機会となり得ることから、学生からの会社訪問など積極的に受けて入れていた企業も多かったはず。オンライン就活が主流になってきている現状で、言語化が難しい職場環境や社風など、学生に伝えるのに特に適しているのがSNSです。

学生時代、合同企業説明会や、会社紹介のパンフレットやプロモーション動画で、「弊社は風通しの良さが自慢です」などと紹介するのをよく目や耳にしてきましたが、私はそういう会社にこそ疑念を抱いていました。あくまで持論ですが、職場の雰囲気や風土は、企業側が自ら語ったり、言葉にしたりせずとも、相手側が勝手に感じ取るものだと思っています。

コロナ禍でリモートワークやテレワーク、在宅ワークを導入する会社が増え、働き方が多様化しています。また、新型コロナウイルスの感染状況に応じて、各都道府県の判断により、突発的な自粛要請などが行われる時代となりました。このような不安定な状況下で、自分の希望する会社は、その都度どのような働き方を選択するのか、その実態が気になっている学生は多いでしょう。そこでおすすめしたいのが、Instagramのライブ配信です。日々変動するこの世の中だからこそ、ライブの需要が高まってきていると感じるのです。広報やマーケティング部署が綺麗な写真を映し、そこに文章を添えてアップするInstagramも良いですが、それは企業のブランディング目的であり、学生が求めるリアルな情報とは分けて考える必要があります。

そのため会社のアカウントとは別にリクルート用のアカウントをつくり、SNSの運営をすると情報発信がスムーズです。Instagramのライブ配信をする上でのポイントは、以下のとおりです。

予告をしてから、ライブをスタート

見て欲しいターゲットに情報を届けるには、事前の告知が重要です。投稿やストーリーズを用いて、「○月□日 △時~ 会社ツアーのインスタライブはじめます!」などとアナウンスするのを忘れずに。「ライブ中は、学生さんからの質問に現場の社員が常時お答えします^^」などと予告しておくと、期待値が上がりそうですね。

オンライン中のフォロワーが多い時間帯に配信

Instagramを開き、ストーリーズから「ライブ」へスクロールすると、”フォロワー○○人がオンライン中です”と表示されます。フォロワーが多くオンラインしている曜日や時間帯を事前にリサーチしましょう。ただし、オンライン中のフォロワーが全てライブに参加してくれる訳ではないので、その点ご留意を。

1回10~15分で完結させる

事前予告をし、最初から最後までライブに参加してくれる方もいれば、途中から気付き参加するなどきっかけはさまざま。あまりに短いと見応えがないですし、ライブをしている間に視聴者が増えていくことも多いので、時間の目安は10~15分がおすすめです。ライブは終了後保存ができ、15分以内の動画であれば、インスタグラムの動画投稿サービスIGTVにもアップができます。やむを得ず見れなかったという方のためにも、IGTVで公開すると親切ですね。

Instagramのライブ配信は、これからの新卒採用市場において、非常に有効なツールになると感じます。リアルタイムで嘘偽りないのない情報を発信することは、学生からの信頼獲得にも繋がりますので、是非お試しください。企業のInstagramアカウントをフォローしていも、採用アカウントは知らなかった!ということも珍しくないので、採用サイトからInstagramページへのリンクをしていない会社様は、必ず制作会社へリンクまたはInstagramページの埋め込みを依頼しましょう。

第3位 インフォグラフィック

ホームページに慣れ親しんでいる世代にとって、採用サイトの分かりやすさや見やすさは、企業選びのひとつの要素になっているといっても過言ではありません。

そこで、取り入れていただきたいのが”インフォグラフィック”。そもそもインフォグラフィックとは、インフォメーション(information)とグラフィック(graphic)が掛け合わさりできた言葉で、情報を図形化し、視覚的に分かりやすくまとめたものを指します。インフォグラフィックには、複雑な情報や読み取りにくい数値データを、素早く認識できるメリットがあります。

前述したとおり、新型コロナウイルスの影響で、リモートワークや副業など日本人の働き方は大きく変化しました。その流れは就活中の学生にも派生し、感染予防の視点で安心して働ける環境か、コロナ禍でも会社や業界の安定性があるか、副業ができるかなど、企業選びの判断基準の変化が見受けられます。

そんな学生の疑問や関心事は、従来よくある質問として「Q&A」などのページで文字化している企業が大多数でしたが、近年インフォグラフィックを用いる企業が随分増えた印象です。下記は一例に過ぎませんが、インターンシップやインスタライブなどで学生から受けた質問で特に多いものは、インフォグラフィックで分かりやすく表現すると、他社採用サイトとの差別化がはかれるでしょう。

  • 職種別 在宅勤務率
  • 新型コロナウイルス前後の業績
  • 副業人材の割合

まとめ

以上、新型コロナ禍に必須の新卒採用サイトのコンテンツ、ベスト3を挙げました。すべてに共通して言えるのは、新鮮で信憑性のある情報を、いかにして採用希望者に分かりやすく定期的に発信できるかが、日々目まぐるしく社会が変化する今、特に強く求められていることと思います。企業側は、会社の良いところばかりをアピールするのではなく、自社のありのままの社風や風土を受け入れ、好きになってくれる方を採用できれば、双方ギャップがない状態で長く働いてくれる良い人材が獲得できるでしょう。

おわりに、動画コンテンツやインフォグラフィックを上手に活用している採用サイトをご紹介します

今回の記事が、今後の新卒採用サイトのコンテンツ見直しを検討する上で、皆さまのお役に立てれば嬉しいです。

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