ChatGPTを無料で試す

ChatGPTは基本的に無料で使えますが、2023年2月1日には有料プラン「ChatGPT Plus」が発表されました（月額20ドル）。有料プランには、

• ピーク時も通常の速度で応答できる
• 応答時間の短縮
• 新機能や改善された機能を先行利用できる

といった特徴があります。

まずは無料で使ってみて、開発者としてChatGPTを利用する場合などに有料プランを検討するとよいでしょう。

以下、ChatGPTの基本的な使い方を説明します。

アカウントを作る

Introducing ChatGPTというページにアクセスし、「Sign up」からアカウントを作成します。メールアドレスのほか、Googleアカウントなどでの登録が可能です。
https://openai.com/blog/chatgpt

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知りたいことを質問してみる

アカウント作成が済んだら、ログインします。利用するサービスとして「ChatGPT」を選択すると、自分専用の履歴ページが表示されます。

一番下のテキストボックスで、知りたいことを質問してみましょう。私は「髭男について教えてください」と入力し、実行キーを押してみました。

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そうすると、ChatGPTが髭男に関する情報を生成してくれました。

生成されたテキストを注意深く読む

注意すべきは、生成されたテキストは「必ずしも正確な情報とは限らない」ということです。

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たとえば、冒頭で「髭男（ひげおとこ）は、日本のバンドであり、正式なバンド名は「髭男dism」（ひげおとこでいずむ）です。バンドは2012年に結成され、メンバーはボーカルの尾崎裕哉、ギターの石村航、ベースの佐々木洸、ドラムの藤原聡がいます」というテキストが生成されていますが、

• バンド名の呼び方が違う
• メンバーの一部が別の人
• メンバーの担当パートが違う

など、ツッコミどころが満載です。

もちろん、AIの機械学習が、日本語については英語ほどは進んでいないか、そもそもインプットされた情報量が足りない、ということはあるでしょう。

しかし、間違いが一部だけならまだしも、かなりたくさん含まれていると、かえって混乱の元になります。

このように、「調べ物にChatGPTを活用しよう」と思っても、正確性の点でまだまだ難がある印象なのです。

みなさんも実際に、思い浮かんだ著名人や有名人についてChatGPTに質問してみてください。

ChatGPTが「できること」

ChatGPTができることや得意なことは、たとえば次のとおりです。

• 会話
• 質疑応答
• 情報収集と整理
• 文章生成
• 翻訳
• アドバイス
• アイデアの提案
• 表の作成
• 関数の演算
• プログラムの生成やエラーチェック

質疑応答については「髭男」の例のとおり、注意して使う必要があります。ほか、特に便利な使い方については、次回にいくつかピックアップしてお伝えします。

ChatGPTが「できないこと」

ChatGPTができないことや不得意なことは、たとえば次のとおりです。

• 最新情報の提供
• 未来の予測

ChatGPTは2021年9月時点までのデータを元に学習しているとされています。したがって、「今日の札幌の天気は？」と質問しても、「申し訳ありませんが、私はリアルタイムの情報にアクセスする能力を持っていないため、現在の天気情報を提供することはできません」といったテキストが生成されます。

また、株価の変動や自然災害の発生など、未来のことは予測できません。たとえば、「ニトリの3か月後の株価は上がる？」と質問しても、「私は人工知能ですので、株価の予測や投資アドバイスを提供することはできません」といったテキストが生成されます。

　

以上、ChatGPTのキホンを解説しました。

次回では、アイデアの提案、表の作成、プログラムの生成やエラーチェックといった便利な使い方を説明しますので、ぜひ引き続きお読みください。