CPI x CSS Nite x 優クリエイト「After Dark」(28)「デザインの生死を左右するクリエイティブディレクション」
2015/11/19(木)、CPI x CSS Nite x 優クリエイト「After Dark」(28)「デザインの生死を左右するクリエイティブディレクション」に登壇させていただきました。
テーマは、デザインのクリエイティブディレクション。
CSS Nite in SAPPOROでの李のセッションのブラッシュアップ版と、さらにプラスアルファとして私の「制作の立場で考えるダメ出し対処法」という内容のセッションを加え、さらに増量、1日に2回編成でお伝えしてきました。
追加された私のセッションでは、実際の過去の弊社事例をもとに、私自身がデザインしたものに対してに受けた「リアルダメ出し」に対してどういった考えをもち、どう対処したかを発表しました。
皆さんは、自分がデザインがデザインしたものに対して、どんなダメ出しを受けたことがありますか?
私がデザインをしていてよく受けるダメ出しには、例えば「色が薄い」とか「わからない」とか結構致命的なことをも多々あります。ダメ出しを受けたら、「(どうすればいいんだ...)」という言葉をぐっとのみ込んで新しいデザインをするわけですが、ただ闇雲に作業をしているわけではありません。
セッションでは、次のようなことを「制作の立場から」お伝えしました。
- 「わからない」という言葉にどういった意味があるのか
- 具体的ではない広い意味合いを持つダメ出しをどう捉えるか
- インブラウザデザインの落とし穴と、気をつけたい点
- どういう視点でのダメ出しだったのか
デザイナーである皆さんも、立場に関係なく、デザインのダメ出しを受けることが、必ずあるはずです。
ただ愚痴を言い合って終わりではなく、ダメ出しを受けても前向きな姿勢で捉え方を変えることで、良好な【ディレクションする - される関係】を築くことができると思っています。
終了後のアンケートの中で、「ディレクションする側のセミナーはよく見るが、される側の話は珍しい」「なかなか他では聞けない内容だった」と、皆さんからご好評をいただきました。
私も一介のデザイナーの身ではありますが、首都圏のデザイナーさんと意見交換ができ、大変貴重な経験となりました!
もし次の機会があったら、ダメ出しを受けた瞬間からリテイクで修正し終わるまでの感情の揺らぎを感情曲線にし、どういう行動をとったか、いわゆるジャーニーマップを作ってみようかと画策中です。